2021/3/20 - 4/2 ドタバタの春 / 不安と蕾の春
404 not foundから、ほさきさんへ
2021/3/25(木)
あっという間に木曜日になってしまいました。そうして今日もタスクは山積みですが、いったん見ないことにしようと思って(?)この日記を書き始めました。
実は「魔法使いの約束」をわたしはやったことがありません!
シナリオを都志見文太さんが書かれていることは知っていたのですが、アプリゲームを同時並行でプレイすることの難しさたるや。時間がいくらあっても足りませんよね。「sky」をはじめてからというものすっかりアイナナからも遠ざかってしまいました。メインストーリーの更新を待ってはいるものの、いまはあまりログインできていません。そういう意味ではやっぱりシナリオを読みたくてやっているのでしょうね。なので、「テキストだけ読めないかなー」というyenさんに完全に同意です(ほうぼうにあやまりたい)。
都志見さんのシナリオを、ゲーム上だとそんなに「文体」を感じて読んだことがなかったのですが(アイナナだと字の文はほぼなく、すべてセリフで進んでいくので)、コミカライズされたものを読んだときに少女漫画のセリフまわしだったんだなと感じました。それは漫画家さんの力もあったのだろうとは思いますが……少女漫画のなかにあったきらめき、そういうものを感じました。
わたし自身、さしてアプリゲームへの適正があるほうではないと思っています。だから「sky」をこんなにしつこくやっているのが不思議で仕方ありません。
「sky」はここのところゲーム内のあちこちに花が咲いていて春の気配です。
桜によく似た木ですが、「sky」の世界に桜があるのかは謎です。きれいで、毎日近くにブランコを出して乗って眺めています。
水辺にもブランコが出せます |
そういえば今週、会社へ行く途中に明らかに人が増えたように感じました。緊急事態宣言終了にあわせて、在宅勤務を終わりにした会社も多いのでしょうね。わたしは変わらず、家だったり、ときどき会社だったり、というかんじです。むしろオフィスをものすごく縮小したため席数も当然減っており、会社に全員が来たらパンクしてしまうのです。こういうのは小さな会社ならではなのかもしれません。
仕事に関しては、数か月前に入社した新人さんの教育係になりまして、自分自身が教えてもらった経験が少ないためか、うまい教え方がわからず、あわてて社内教育に関する本などを読んだりしています。わかりやすく「後輩」を持つのははじめてでは? と思ったりもしていました。そのためまだまだ見誤ることも多いです。依頼時の想定と、その結果のズレの大きさに、もう少し違う仕事の渡し方、かつ進め方をしなきゃなあ、とよく反省しています。
2021/3/26(金)
現実も春の陽気でした。
今週は本当に忙しかったです。昼休みもあまりとれず、まとまった文章を読んだりマニュアルを作ったり、会議の多さに悲鳴をあげたり、その合間に後輩さんの仕事の確認をしたり、とバタバタしていて、さすがに少し疲れました。
ただ、夕方時間を見つけて、一息ついているとき、陽がのびていることに気づきました。春分も過ぎましたもんね。ここからさらに昼間の時間が長くなっていくのだと思うとうれしいです。yenさんは4月から異動のこと。新しい環境に慣れるまで大変だろうと勝手に想像しておりますが、無理せず、過ごしてくださいね。
わたしは仕事が忙しくなると趣味の本がとたんに読めなくなるので、早くこの忙しさが抜けてほしいです! いくつか、古い詩集を図書館に予約してあるので、借りられるのがたのしみです。今週末は講座に行ったり、鶏を丸ごと煮て参鶏湯を作ったり、闇の組織の活動(ちやほやなお菓子を買いにでかけるの意)に勤しみます。
ほさきから、404 not foundへ
2021/3/27(土)
異動と連日の出勤開始と、ここ最近の余震で眠りが浅いのもあって既に先週時点でぐったりしていたのですが(アプリゲームを始めるには最悪のタイミングだったのでは、と後から気付きました)、とはいえ予定もあるし、桜は今週末が最後になりそうなので出かけました。家の近所の公園の桜は既に散って花の芯の赤色ばかり目立つようになっていましたが、大きい公園の桜並木は健在でした。昨年同様、ベンチやブランコは使用できないようにテープが貼られていましたが、人は多かったと思います。去年はどうだったかなと考えてみたのですが、そういえば去年の桜の時期は結構雨続きだったのでした。
2021/4/1(木)
月曜日はまたもや家でくったりしていました。三月の後半はくったり続きでした……。
新しい部署での最初の打ち合わせでした。まだわからないことが多いのと、業務量その他については若干不穏な話が聞こえてくるので聞こえないふりをしているのですが、ひとつだけ、新しい部署の上の人が、LGBT対応について話されたのにびっくり&ほっとしました。今度の部署では仕事で色々な文書様式を扱うので、その様式のなかで性別記入欄があるものについては去年から少しずつ変更しているのだそうです。
正直わたしは自分の職場の人権意識について何の期待もしていなかったので、前任の人からLGBT対応の仕事があると聞いた時も、どうせお上から指示なりが出たから面倒だけどやらなきゃねとか、そういう感じなんだろうなーと思っていたのです。が、そういう人がいて困ってるんだからちゃんと対応しなきゃいけないと思うんだよね……というようなことを、言葉を選びつつ上司が言うのを見て、こういうのって想像以上に嬉しいしほっとするんだなあとしみじみ実感しました。と同時に、転職前の話ではありますがま働き出したばかりの頃、当時の上司からLGBTや外国人についてのそれなりに酷い発言を聞いたことを思い出したりもしました。一応フォローすると前の職場だってそういう人ばかりではなかったし、きちんと考えている人もいたのですが。
2021/4/2(金)
水耕栽培をしていたチューリップの球根はどうにも花を見せる気配がないまま終わりそうなのですが、薔薇のつぼみは部屋の中でも外でも、ぐんぐん膨らんでいます。近所の家のモッコウバラも、黄色い花をつけだしています。近所の公園の桜はすっかり葉ばかりになって、ハナミズキやチューリップが膨らみ始めました。
短編集の『ムーミン谷の仲間たち』を少しずつ読んでいていたのですが、いつか必ず大きな竜巻が来て全部めちゃくちゃになってしまうと心配しているフィリフヨンカが、疲れると不安の塊みたいになってしまう自分のようで、なんだか泣けてしまいました。まだ存在しない恐ろしい嵐を春の日差しの中でずっと嵐に怯え続けて、それに擦り切れていく。フィリフヨンカのもとへはやがて本物の嵐が訪れますが、問題はたぶん、嵐ではないのでしょう。嵐なんて来るよりは来ない方が絶対にいいのですし。
ムーミン谷シリーズは去年の緊急事態宣言の時に近所で唯一開いていた古書店(近所の新刊書店は駅ビルなどに入っていたこともあり、みな閉まっていたのです。独立店舗の書店が近所にないことに、その時初めて気づきました。)で買ったのが最初でまだ二冊しか読んでいないのですが、心配性で気の弱い大人の女性、のようなキャラクターが時折出てくるのは作者ヤンソンの身近にもそんな人がいたのかしら、と邪推してしまいます。